海外の墓地

日本の墓地は寺院が関係していますが、仏教色の強いものとはなっていません。それに対して海外の墓地はキリスト教をはじめとする宗教色の色濃いものであることが多く、日本人には斬新に映るはずです。ここでは海外の墓地の実状についてお話ししたいと思います。海外に出ると、当然文化や習慣の違いに驚きますが、それは墓地でも同様です。特に埋葬方法は日本のそれとは大きく異なります。この違いについて説明することは、大いに意味があります。日本人の旅行者は有名スポットを訪れるばかりで、その国の本質が表れているスポットを素通りする傾向があります。墓地は正にそうしたスポットの典型例であり、墓地を深く知れば、その国の本質を掴むことが出来るのです。では海外の墓地の特徴として、真っ先に挙げられるのは何でしょうか。それは土葬が少なくないという点です。日本でも昔は土葬が主流でしたが、今では火葬以外の方法が採られるケースはほとんどありません。海外では今でも土葬が採用されているのですが、その背景には宗教的な事情があります。キリスト教では死者の復活が説かれるため、火葬してしまうことに抵抗感を覚えるのです。キリスト教だけではありません。イスラム教でも来世という概念が説かれることから、同じく土葬が採用されています。埋葬単位も日本とは大きく異なります。日本のお墓の大半は家族単位であり、同じ墓が子孫に受け継がれていきます。それに対して海外のお墓は基本的に個人単位であり、沢山のお墓が広い墓地に並んでいます。また日本のように永代使用を前提としておらず、数十年経てば合葬されるのが一般的です。こうした事情から墓地の不足が深刻化している国もあり、一部の国では日本のように火葬を取り入れ始めています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です