ぶっ通しお葬式ってなんのこと?

北海道の一部の地域にある監修ですが、葬儀会場でお通夜が終わると、その場所が「通夜ぶるまい」の宴会場になります。そこで会食している同じ部屋にどんどん布団が敷かれていき、ほとんどの人がその場所に泊まるそうです。お通夜からお葬式までぶっ通しで参加するようだと、その地域に馴染みのない方は驚かれたとか。 島根県では通夜の時間が決まっていないそうです。ですので弔問に訪れたかたは各々故人の家に赴き焼香をするそうです。「通夜ぶるまい」とまではいきませんが、夜通しに近いスタイルに当たるのかもしれません。 山形県の庄内地方の一部では、通夜は故人宅の玄関に忌札がかけられたときからと、時間が決まっていません。念仏講や観音講の人が集まって念仏を唱えてくれるときも、それが葬儀の前日までぶっ通しで行われると言われています。講というのは地域社会で同じ目的をもった人が集まるグループのことで、多様な種類があります。念仏講というのは在家のひとが念仏を唱える講です。観音講は現世利益を願い、観音様を信仰する人々の講となります。地方には地域に根ざした集まりがまだ残っていると言われています。 お通夜というものは元来故人が亡くなりお葬式を遂行するための数日間、近親者が夜の間も遺族のそばに寄り添い、悲しみを共有するものだったと言われています。臨終からお葬式まで数日間の時間を設けているのは、故人が蘇るのを願ってのこと、そして本当に亡くなったかどうかを確認するためだったともあります。 夜通し行う通夜は昔は地方では普通に行われていたようですが、地域社会の繋がりがどんどん薄くなり、住宅事情等も影響して最近ではほとんど見られなくなっているスタイルです。

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