遺体を安置する作法

北枕という言葉を聞いたことがあるでしょうか。仏式の場合に、遺体の頭を北に向けて寝かせるので北枕というようです。枕飾りをするそうですが、この枕飾りというのは「冥界への入り口を作る」ことという意味になります。葬儀社がほとんど手配してくれるので何も分からなくてもいいと思いますが、遺族も一緒に施すのが良いとされるので、意味も踏まえておくと良いかと思います。

遺体が安置されたら、末期の水を取ります。末期の水というのは、あの世でのどが乾かないようにという願いが込められている水です。口に人生最後の水を含ませるということですが、ガーゼにくるんだ脱脂綿に水を含ませて口元を湿らせます。故人の顔や髪の毛を整え、男性の場合はヒゲを剃ったりし、女性の場合は口紅などを用いて薄化粧をします。以前は病院の看護師さんがしてましたが、最近では病院に安置できる時間が短いので、搬送先の自宅や葬祭ホールですることが増えているようです。遺族が死化粧をするそうで、看護師や葬儀社にやり方を確認しながら心をこめて施しましょう。

枕飾りをしたら、枕経を読んでもらうことになります。ただ、最近は枕経を省略することもあるようです。枕経は、葬儀の最初の儀式となるので、枕経を省略する場合は、通夜の読経と一緒に行うことになります。菩提寺の住職や葬儀会社が読んでくれた僧侶、葬儀会社に確認するようにしましょう。枕飾りには花立、燭台、枕団子、香炉、枕飯が配置されます。また、遺体の顔に白い布をかけるのは、他の悪霊が入り込まないようにするための封印になります。遺体の上に守り刀という魔除けを故人の胸の上、または枕元に置きます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です